2020.2.10 セミナー
エネルギー三重層
表層→経絡
中層
深層
治りにくい症状の場合、より深い層へのアプローチが有効
全身のエネルギー活性化
治りにくい症状、疲労や風邪に有効
①乳様突起〜胸鎖乳突筋
⑴乳様突起〜胸鎖乳突筋に手指か手掌をコンタクト。
⑵エネルギーの深層にアプローチ
脾経(陰白〜公孫。左右同側に反応)→肝経(左右両方肝経に反応。左の方が強い)→唾液の分泌が活発になることがある
②右魄戸(T3棘突起下、肩甲骨内縁)コンタクト→三焦経(特に4指)→心包経(3指)、大腸経(2指、合谷)にリバースしていく
→引き続き右大杼(T1棘突起下、肩甲骨内縁)コンタクト→肺経、大腸経を登ってきて中府に入る→眉間周囲がスッキリする
③左魄戸コンタクト→肺経1指、大腸経2指に反応→胃経、胆経いずれも足背に反応
→引き続き左大杼コンタクト→心臓、胃の心窩部に反応→眉間周囲がスッキリする。
④顔面部の任脈アプローチ
顔面部の任脈を通すと同時に任脈全体を通す。
⑴眉間の筋力テスト、或いはフルーツジャーの動きをチェック。
⑵左右の欠盆の緊張側があれば、同側の鎖骨の内縁から1指外側にコンタクト
⑶コンタクト部分を上下、左右、回旋させ、動きにくい方から元に戻す方向にティシュープル。
⑷オトガイをCW・CCWに回し、コンタクトがより緩む方向に回して、コンタクトポイントを軽くマニプレーション。
⑸次に左右の下顎内側の緊張側があれば、同側の頬骨弓上の皮膚を上下に軽く動かして、下顎内側の緊張側緩む方向で5〜10秒キープ。
⑹鼻根部を左右に動かし、偏りがあれば、偏りの反対側の眼窩上内側にコンタクトして、斜め上に軽く牽引する。
例えば右に偏ってれば、左の眼窩上内側にコンタクトして、左上方に牽引する。
⑺矢状縫合から偏った側の直側にコンタクトし、鼻根部に向かって軽く5秒〜10秒圧を加える。
例えば右の偏りの場合、矢状縫合の右直側にコンタクトし、鼻根部を元に戻すイメージで軽く圧を加える
⑻左右の聴宮の緊張側にコンタクト。
反対側の人迎にコンタクトし、内外側に動かしてみて行きにくい方向をチェック。
聴宮コンタクトをCW・CCWに回して人迎が動きやすくなる方向に5〜10秒位キープ。
肝脾不和、肝風熱
①左腓骨頭
左第4趾緊張
⑴左腓骨頭下部を正常方向にティシュープル
⑵腓骨頭の後内側部からコンタクトポイントに向かってマニプレーション
②右太白
太白の緊張
⑴太白にコンタクトし母趾側にティシュープル。
⑵母趾を内側にひねって底屈しマニプレーション
③右蠡溝
蠡溝の緊張
⑴蠡溝にコンタクトし脛骨内側面から蠡溝に向かってマニプレーション
⑵上下で動きにくい方を探す。例えば上に行きにくければ、蠡溝の上下を把握し、上に牽引しながら内側から外側に絞ってアジャスト。
④左心包経→左湧泉→右胃経(湧泉裏)→右三焦経(心包経裏)
⑴左心包経マニプレーション
⑵左湧泉を中心に足底を縦にマニプレーション
⑶右解谿から胃経をマニプレーション
⑷右陽池から手背をマニプレーション
⑤右巨髎左右差
ほぼ頬骨の軟骨結合部。ここのアーチが浅ければ両サイドをつまんで盛り上げる。隆起していれば両サイドを開いて平らにする。
⑥左右の攅竹ー紫竹空
第2指を攅竹、第4指を紫竹空にコンタクト(左右同時)。攅竹と紫竹空の間が縮んでいれば開き、伸張していれば締める。