気とは何か?

気は東洋医学の考え方で、心と体を元気に活動させるエネルギーです。車で言えばガゾリンのようなものです。気が足りないと心と体の活動に支障をきたします。


気はどのように作られる?

東洋医学では、気は脾臓(膵臓を含む)と腎臓と肺がメインとなって作られます。

脾臓は飲食物から気を取り出します。

肺は呼吸によって気を取り込みます。

腎臓は生まれ持った気で、脾臓と肺から生成された気に混ぜて全身に使う気を完成させます。


気に関する症状は?

気の障害は3つあります。

気虚(ききょ)

虚とは足りないという意味で、気が不足した状態です。不足すれば心と体が元気に活動できません。

症状はだるさ、無気力、重だるい痛み、その他様々です。

気滞(きたい)

滞とは渋滞の滞で、気が詰まっている、或いは滞ってる状態です。

症状は生理痛、鋭い痛い、動悸、パニック障害、その他様々です。

⑶気逆

気の流れは基本的に方向が決まっていますが、それが逆流する、或いは乱れた状態で、正しく全身に送れない状態です。

症状は冷えのぼせ、不眠、逆流性食道炎、吐き気、頭痛、高血圧、咳、その他様々です。


自分で出来る対処法は?

気虚

気の呼吸法を行う、山芋やハチミツ湯を摂取、お灸など。

気滞

左の中指を引っ張っったり、手の甲側に反らす。前腕(肘から手首まで)の真ん中あたりと手のひらの真ん中あたりの緊張部位(押すと固くて痛いところ)を指圧する。

⑶気逆

足湯。42℃の熱めのお湯に両スネの下1/3から真ん中位まで浸ける(足首までだと効果は薄い)。7分〜最大10分。ぬるま湯で長時間やると逆効果。