山内先生軽井沢セミナー2018

2018.10.27 山内先生セミナー軽井沢


「楽しい人生を送るために」


①幼児が好かれる理由

幼児(34才)は無条件でかわいい。

なぜか?

見た目がかわいいだけではない。

わがままなのに嫌われない。

それは邪心がなく思ったことをストレートに表現する。思い込みもない。だから相手の欠点などを言っても嫌われず、むしろ可愛さを感じる(あまりしつこかったり、嫌味ったらしい言い方だと嫌われるが)。

大人は相手を気にして表現する。そうすると返ってギクシャクする。

一例として、3歳児の子がピノキオの物語のDVDを観ていて、おじいさんがある時からピノキオを可愛がるようになって、それまで可愛がっていたネコに気が行かなくなり、ネコが怒るシーンがあって、その子が「どうしてネコは怒ってるの。教えて」と言ってきた。

山内先生がこれは嫉妬と言うもので意味も説明すると、じゃあ僕のも嫉妬だと、自分の気持ちが理解出来て、それを山内先生に教えてくれた。と言うのは、その子の親が新しく生まれた妹を可愛がって自分をかまってくれる時間が減ったのをよく思ってなくて、そのこととピノキオの話が合致したから。

そうやって、感じたことをケレン味なく言うところがかわいいと感じる。

そういう意味では、大人も人生を円滑に楽しいものにし、人から好かれるようにするには多少のヤキモチは必要。ヤキモチを妬かれた相手は心地いい。


②大人が人に好かれるにはパターンがある

⑴話していて楽で楽しく面白い。

⑵人の話を聞くことが上手。

⑶一緒に長時間いて楽。

この中でも特に⑶の要素が大きいと言うデータが出ている。意外な結果であるが、世界共通で同じデータが出ている。だから、結婚する時は、⑶の条件を満たしている相手を選ぶと良い。

追加要素として、

⑷何かをする時に力加減がわかる(言葉や振る舞い)。

⑸発言や行動がブレない

⑹媚びない、いばらない


③親切な人と押し付けがましい人の違い

親切な人はやり方が強引じゃない。

なんとかしたいと言う気持ちが強くなりすぎると、押し付けがましい人になる。

親切な人は人に感謝される(深い)。しかし本人はそれほどのことをしたとは思っていない。

押し付けがましい人は感謝されず、本人もこれだけやってるのにどうしてと言う不満が大きい。


地位、名声、金で集まる人は長続きしない。

本人は自分に集まった人が離れた時にそのこと分かる。


④思いが叶う世界

やってるけれど叶わない人には共通点がある。

⑴「もしダメだったら」と言う意識が働いてしまっている。

例えば、

「もしダメだったら」80%

「これはいける」20%

この心の場合、80%側の想いが強いので叶わないことが叶ってしまっている。


⑵叶う人は、「ポジティブ」「自分の事が好き」「魂と対話して仲良くなっている」「魂と宇宙の関係をよく理解している」。

叶わない人はこれが不十分。

特に自分が好きというのは大事。自分が好きというのは幸せになる絶対条件。自分が嫌いな人は幸せになる権利を放棄しているのと同じ。

例えば、好きなバッグを買ったのに、そのまま店に置いて帰ってしまうようなもの。

持ち帰って使えば確実に嬉しいし楽しい。しかしそれを置いていくということは、楽しむ権利を自ら放棄してしまっている。

だからたとえ人に嫌われていても自分だけは自分を好きになる。無理矢理にでも好きになる。

例えば、事故で指や腕を切断してしまったり、背が低い、容姿が悪い、ストレスに弱いなど、自分の嫌いな部分があっても、それを含めて好きになる。好きになれば、それらのことが人生を幸せにする妨げにならないことが分かるようになる。そのことがあるから叶わないと思っていた夢や目標が叶うようになる。

運がいい人は上の4つが出来ていて、そこに運が降りてくる。たまたまではない。


⑶感謝

思いが叶わない人、人生が上手くいかない人は、小さなラッキーに感謝が出来ていない。誰にでも小さなラッキーは来ている。小さなラッキーへの感謝の積み重ねが大きなラッキーに繋がっていく。


⑷本当に人生で楽しいことをやっているのか、もう一度じっくり考え直してみる。自分にとって本当に楽しめることは何なのか。自分が本当は何を求めているのか。それが違っていると真の意味で思いが叶ったとは言えないし、間違った思いが叶っても人生が楽しめない。


⑸叶えたい本質を願う方が早く叶う。

例えば、家が欲しい場合、漠然と家が欲しいと願うよりは、それに必要な◯◯円のお金が欲しいと願った方が叶うのが早い。


⑹「どうせ◯◯だから・・・」と言う考え方は絶対にやめる(どうせ歳だから、どうせお金がないから、どうせ容姿が良くないから、など)。そう思い込んでる時点で、「どうせ◯◯だから△△の夢は叶わない」と言う叶わない思いが叶ってしまっている。


⑺必要なものが来た時に動く。逃さない。


⑤人生を楽しむために邪魔になること

⑴人と張り合う。自分より優れた人とは張り合うのではなく、目標にした方が良い。


⑵必要以上の嫉妬、やきもち、長い期間の怒り、悲しみ。


⑶人を嫌う、人と触れ合うのを極端に嫌う、人付き合いを面倒くさがる。

人生は1人でも楽しめるが、一緒に楽しめる人がいればもっと楽しめる。

人はもともと面倒臭いものである。そういうものと思って対応する。


⑷人には天使と悪魔が同居している。

例えば、穏やかで優しい時が天使、コノヤローと思う時が悪魔。

悪魔がなければそれに越したことはないが、人間である以上無くすことは難しい。悪魔の部分を無くそうとしたり、悪魔の部分に対して自己嫌悪に陥ったりすると人生を楽しめない。だから極端に悪魔に偏らないようにコントロールすれば良い。またコノヤローと思ってしまった時は、それを後悔したり落ち込んだりせず、「あー悪魔が出ちゃったな」くらいに軽く考える。出たら引っ込めれば良い。また出たらまた引っ込めれば良い。人間である以上悪魔は出てしまうものなのだから。


⑸幸せになることへの罪悪感

例えば、兄弟で一方だけが幸せになることに罪悪感がある人がいる。それはダメ。

自分が幸せになれば他の人に分けることが出来る。


⑥絆と契り

絆の語源は元来、牛などの家畜を繋いでおくひものこと。そこには上下関係が存在し、いつでもひもを切ることができる。なので繋がりは弱い。

一方、契りは前世からの関わりがあり、今世、来世まで関わりたいと思う心。

絆よりも重くて深い。

自分の相手への思いだけで(慈愛、思いやり)、相手に求めない。

相手にこうなってもらいたいと言う思いはあるが、相手から自分にこうして欲しいという思いはない。


⑦運命と宿命

キリスト教を始め宗教的解釈としては、運命と宿命は同じで、「あらかじめ神によって定められていて、それがどれだけ理不尽なことであってもどうにもならないこと」とされている。

しかし気の世界では運命と宿命は区別されている。

宿命は、男女や背丈などどうしても変えられないこと。また、過去の全て。過ぎ去った過去は何をしても変えられない。

一方、運命は未来。未来はまだ決まっていないから変えることが出来る。

左右の手それぞれで拳を握り、顔の横に置く。右側の拳が過去で左側の拳が未来。そして顔が今。

右の拳の過去は宿命。左の拳の未来は運命。

この2つの拳(宿命・運命)は実感できない。実感できるのは今だけ。一瞬一瞬の今だけ。だから、今を大切にする。今を大事に生きる。

もし今の人生が悪ければ、それは過去(宿命)が悪いから今に現れている。未来(運命)を良くするためには今を変えること。過去(宿命)は変えられないので今を変えるしかない。変えられない以上過去(宿命)を嘆いたりこだわったりしても無駄。これほど無駄なことはない。だから、いつも「今」を思う。今を確認する。そうすれば何が必要かが分かる。未来(運命)を変えるには今を変えるしかない。

過去(宿命)に縛られて、過去(宿命)の作ったレールに乗って過ごす人生は本当に楽しい人生なのか?

そこをもう一度よく考えて、未来(運命)を楽しいものにしたいなら、今を見つめて、今を変えていく。そうすれば楽しい未来になる。


以上のことを実践すれば、誰でも半分は思い通りの人生になる。半分思い通りになれば十分人生は楽しめる。

そして思いが叶う世界に入っていって、そこで「このままもっと良くなるのか?」

「人生良いこと悪いこと五分五分っていうからこのままうまく行くわけないんじゃないか?」と言う思いを一切無くし、「もっともっと良くなる。このままノンストップで良くなり続ける」と思えれば、人生の半分を超えてどんどん良くなる。想いとはそれだけ重要。