4食材の病態メカニズム
①小麦
免疫細胞の一つに「TNF-α(腫瘍壊死因子)」と言うサイトカイン(免疫系タンパク質)があり、体内に日々約5000個発生するがん細胞を攻撃して消滅させ、がんを抑制している。
小麦の主成分のグルテンはTNF-αに誤作動を起こさせ、標的をガン細胞から自分の正常な細胞に変えて攻撃して病気にしてしまう性質がある。
例えば標的が関節の軟骨ならリウマチ、神経細胞なら神経痛やパーキンソン病や線維筋痛症など、腸壁ならクローン病や潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群など、気管支なら喘息、鼻の粘膜なら花粉症など多岐にわたる。
標的が自分の細胞に変わってしまうため、癌細胞への攻撃が疎かになってしまい、結果的に癌にもなりやすくなってしまう。
②植物性油
植物性油の不飽和脂肪酸は体内で酸化するとアルデヒドと言う毒物になり、体のあらゆる組織を傷害する。血管の内壁を損傷すると血小板がそれを修復してかさぶた状になり、それが血管を狭くして脳梗塞や心筋梗塞を起こす。神経を傷害するとパーキンソン病や各種神経痛、神経麻痺を起こす。リンパ系を傷害するとむくみ、脳神経を傷害すると認知症などになる。
また毛細血管や神経が密集している「腺」を詰まらせて炎症を引き起こす作用があり、甲状腺、リンパ腺、乳腺、前立腺、子宮、卵巣、目、耳(聴覚、平衡感覚)、肺、腎臓などの病気を引き起こす。
さらに発がん性のある「ケトン」と言う物質を発生し癌を誘発する。例えば昨今急増している肺腺癌はタバコではなく植物性油が主原因。
③乳製品
牛乳(ヨーグルト、チーズ、ラテなど含む)にはエストロゲンと言う女性ホルモンが多く入っていて、過量摂取すると主に婦人科系疾患を引き起こす。生理障害、乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんの直接的原因になる。
また骨の成分であるリンが大幅に不足していて骨になりにくく、さらに乳糖がカルシウムの吸収を阻害してしまうので乳製品を摂れば摂るほど骨粗鬆症になりやすくなる。
豆乳もイソフラボンがエストロゲンに似た成分なので飲料として摂取すると過量摂取になり、牛乳と同様の危険になる。
④甘いもの
甘味(和菓子、洋菓子、果物、野菜、ハチミツなど口の中で甘く感じるもの全て)の代謝物が体内で細胞と結びつくと新陳代謝が悪くなり、古くなって酸素をたくさん運べなくなった細胞がいつまでも体に残り、炎症や老化を引き起こし、あらゆる病気の原因になる(糖化)。
特に炎症作用が強いので、生理痛や各種関節の痛みがかなり強くなる。
また血糖値の乱高下が起こるのでうつ病(うつ症状)や双極性障害、統合失調症などの精神疾患から、やる気が出ない、悲しくなる、イライラするなどの気分の乱れまで直接関与する。
だるい、眠い、疲れやすい、痩せすぎる、胸や喉が詰まるなど肉体的症状にも及ぶ。